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全国初のペット保険詐欺摘発

先日、全国で初めて、「ペット保険」に関する詐欺事件での逮捕者が出ました。
逮捕されたのは、草津市の動物病院の院長で、獣医師です。

このペット保険というのは、近年のペット医療の高度化に伴って、飼い主の負担を減らすニーズに応えて広まってきています。
加入する際には、人の保険と同じように、申し込みの時点で、ペットの怪我や病気に関する告知義務があります。

この事件では、獣医師が飼い主に勧めて保険に加入させ、その際、診察の時期を保険加入後であると偽った診療明細書を、飼い主経由で保険会社に提出しています。
その上で、入院・手術費用など約30万の保険金を取ったので、詐欺罪の容疑がかかったというわけです。

今回の被害を受けたアニコム損保では、このような不正を防止するため、専門の部署を設けてランダムで病院を選び、不審な点の有無を調べているそうです。
やはり、不正が多いようでは、保険という制度自体が立ち行かなくなってしまいますから、しっかりチェックしていることのようです。

ペット保険は、適正に使用されれば、治療を提案する獣医師さんにとっても、大切なペットに高度な治療を受けさせたい飼い主さんにとっても、大変助かる制度です。
いざという時のためには、予めペット保険に入っておくと安心ですが、利用は適切に行いたいですね。

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